人間だけじゃない!犬にも高麗人参

飼い犬の寿命は、ドックフードなどが改良されたお陰で延びています。
その反面、アレルギーなどの健康上の問題がペットにも増えています。
近年、犬用のサプリメントも販売され、犬の健康も人間同様に考えられるようになりました。
そんな中、注目したいのが高麗人参です。
人に対して健康上に有益な働きがある高麗人参は犬に与えてもよいのでしょうか?

犬と高麗人参

近年、犬の健康を考え、多くの素材をバランス良く含んだ良質なドックフードが販売されています。
そのようなドックフードは総合栄養食でもあり、犬に必要な栄養が足りるように作られています。
ただ、犬があまりドックフードを食べないと栄養が不足するのではと心配になります。
そんな時、高麗人参を少量ドックフードに混ぜて与えてみてはどうでしょうか。
高麗人参は人間だけでなく、犬に与えても効果があります。

高麗人参はウコギ科の植物

高麗人参は日本で御種人参とも呼ばれ、漢方薬に配合されたり、お茶として飲まれています。
高麗人参の歴史は非常に長く、その効果は高い評判を得ています。

高麗人参は野菜の人参とは全く別のウコギ科の植物で、根の部分に薬用となる成分、サポニンを多く含みます。

高麗人参の犬に対する効果とは?

高麗人参は犬の毛並みを良くし、艶のある毛にします。
高麗人参に含まれるサポニンの抗酸化作用は免疫機能を高める働きがあり、犬のアレルギー症状を緩和し、 病気に対する抵抗力を向上させます。
また代謝力を高め、血流を改善し、犬に活力を与えます。

高麗人参の与え方

高麗人参は人間用のものを少量犬に与え、犬の様子や体に変化がないかよく観察します。
特に問題なければ、続けて与えてみて大丈夫でしょう。
ペット専用の高麗人参も販売されているので、人間用で試して問題がなければペット用を購入するのも一案です。
犬用の高麗人参のサプリメントはペットショップか通販で購入が可能です。

ペット用を与える場合は注意書きを良く読み、その指示に従って与えます。
ペット用の高麗人参を与え、犬の様子に何らかの変化があれば与えるのを中止し、 獣医師の指示を仰ぎます。

高麗人参の選び方

高麗人参は4年から6年ものが販売されていますが、特有成分のサポニンの一種、ジンセノサイドの量が多く含まれている6年ものの高麗人参を加工した紅参という種類が最も高品質だとされています。

紅参とは高麗人参を皮つきのまま蒸し、紅色になるまで乾燥させ加工したもので、長期保存ができます。
そのほかにもなかなか手に入れるのは難しいですが、加工していない生の高麗人参もあります。
生の高麗人参は腐りやすく、長期保存には向いていません。

価格は品質が高くなるほど高額になりますので、まずは人間用に購入し、少し犬に与えてみることから始めると良いでしょう。
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