高麗人参ってどんな利用方法がある?

高麗人参は御種人参とも呼ばれ、漢方薬の材料にもなっているため、国内では広く知られています。
高麗人参は朝鮮半島や中国から輸入されているほか、国内でも栽培され、その薬効は評判が高く人気があります。
高麗人参はどんな利用方法があるのでしょうか?

加工法の違いにより呼び名が変わる高麗人参

高麗人参は三つの加工方法に大別され、それぞれ呼び名がついています。
生のままの高麗人参を水参、皮を剥き、乾燥させたものを白参、皮付きのまま蒸して乾燥させたものを紅参と呼びます。

高麗人参の利用方法

煎じて飲む

最も一般的なのが煎じてお茶として飲む方法です。
水参、白参、紅参のどれを使っても煎じることができます。
1リットルの水に対し、20gの高麗人参を入れて沸かし、沸騰すると弱火で2〜3時間煎じるだけで、できあがりです。
乾燥ナツメやショウガを入れて煎じる方法が飲みやすくなりおすすめです。
人肌程度に冷まして、お好みで砂糖やハチミツを入れて飲みます。

お酒に利用する

次に高麗人参をお酒に入れ、人参酒を作る方法も昔から人気があります。
特に生の高麗人参は痛みやすいので、生が入手できれば、お酒に入れる方法がおすすめです。

生の高麗人参を天日干しで乾燥させます。
表面が乾燥する程度で大丈夫です。
消毒済みの瓶に入れ、ブランデーかホワイトリカーを入れ、冷暗所で保存します。
お好みでクチナシの実や、クコの実、クローブ、ショウガ、ナツメを入れても良いです。
2ヶ月程で飲めるようになります。
白参や紅参など、乾燥させた高麗人参を使う場合は3ヶ月以上置きます。
1日に10cc程度を飲みます。
飲みにくい場合はハチミツを入れましょう。
人参は再利用でき、再度人参酒を作るのに使えます。

ハチミツに漬ける

水参を薄い輪切りにし、天日で乾燥させます。
消毒済みの瓶に入れ、ハチミツを入れ密閉します。
1週間から10日置いてから食べます。
保存は冷蔵庫に入れます。

韓国料理のスープ、サムゲタンを作る

鍋に鶏肉、餅米、乾燥ナツメ、白参かまたは紅参、にんにく、松の実、鶏ガラスープの素、ショウガを入れ沸騰させ、弱火で煮ます。
水分が少なくなると、その都度足します。
ねぎを入れ火を止めます。
お好みで塩、胡椒をふります。

スムージーに入れる

牛乳、バナナ、きな粉、ハチミツ、擦り黒ゴマ、ヨーグルト、高麗人参の粉末、その他お好みの果物、または野菜を入れミキサーで回します。

ホットケーキやパンケーキ、スポンジケーキなどに入れる

通常のホットケーキ、パンケーキ、スポンジケーキに粉末の高麗人参を加え焼きます。

ぬか漬けに利用

生の高麗人参はぬか漬けにも利用できます。
糠床に入れ、お好みの漬かり具合で取り出します。

野菜として高麗人参を使用する

生の高麗人参は植物なので、野菜のひとつとして使うと良いでしょう。
ごぼうを使う代わりに高麗人参を使ってみるのも一案です。
きんぴら、筑前煮、炊き込みごはん、おこわ、天ぷら、そしてパスタの具にも使えます。
加熱調理すると、独特の風味はほとんど気にならなくなります。

生の味がどうしても馴染めない場合は、少量のハチミツや砂糖を一緒に使うと食べやすくなります。

水参、白参、紅参だけでなく、最近は粉末状のサプリメントも販売されているので、そういった商品を積極的に利用してみると便利です。
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